言うことと行なうことに食い違いがなければ、国民は安心して政府にまかせることができる、という意味です。
出典は『論語』堯曰篇です。
政治に携わる者の身の持ち方として『論語』に記載されています。
寛則得衆、
寛(カン)ならば則ち衆(シュウ)を得(え)、
(第一に)寛大であること。寛大であれば国民の心が得られる。
信則民任焉、
信(シン)ならば則ち民(たみ)任(ニン)じ、
(第二に)信実であること。信実であれば国民は政府を信用して任せる。
敏則有功、
敏(ビン)ならば則ち功(コウ)有り、
(第三に)敏活であること。敏活に事を行なってこそ成功する。
公則説。
公(コウ)ならば則ち説(よろこ)ぶ。
(第四に)公平であること。公平無私であれば国民はよろこび満足する。