人の上に立ってその代表となるような人物のことを言います。派閥の領袖。
衣服を身につける際に、まず領(えり)や袖を取り上げることから人々を率いるときの首領を指して言うようになったようです。初出は、『晋書』魏舒(ギジョ)傳です。
文帝深器重之、
文帝 深く之を器重(キチョウ)し、
文帝は魏舒を高くかっていました、
毎朝會坐罷、
朝會の坐罷(や)む毎に、
百臣が朝廷に会する儀式が終わるたびに
目送之曰
之を目送(モクソウ)して曰く
魏舒を目で送りながら
魏舒堂堂
魏舒の堂堂たる
魏舒のあの堂堂たる態度は
人之領袖也。
人の領袖也(なり)と。
人の上に立ってその代表となる人物だ。