酒が極度に達すると乱れ、楽しみが極度に達すると悲しむ。物事は極度に達しないのが良いという譬えです。
戦国時代、齊の淳于髠(ジュンウコン)が、淫楽に耽り長夜の宴を好んでいた威王(B.C.378~B.C.343)に向かって、
【酒が極度に達すると乱れ、樂しみが極度に達すると悲しむ。】と言われるが、万事みなその通りで、極めた後は衰えることを言っているのです、と言って諫めました。『史記』滑稽列伝にあるお話です。
故曰、酒極則亂、
故に曰く、酒極まれば則ち乱れ、
そのために、酒を極めれば乱れあり、
樂極則悲。
樂しみ極まれば則ち悲しむと。
楽しみを極めれば悲しみあり、と申します。
万事尽然。
万事、尽(ことごと)く然(しか)り、と。
万事がその通りでして、
極めるといけない、という言葉がございます、
No.2032【酒極則亂】シュキョクソクラン http://fukushima-net.com/sites/meigen/2377 に
「故に曰く」の内容が記載されています。