男子たるものは別れて三日も経てば、よく目をぬぐって見直すべきである。
その人物の常に進歩向上してやまないことを言ってます。
No.1457 【刮目相待】 http://fukushima-net.com/sites/meigen/1708 は、『三国志』からの引用です。
No.3509 【士別れて三日なれば、即ち當に刮目して相待つべし】は、『十八史略』東漢。献帝からの引用です。
權將呂蒙、初不學。
権の将呂蒙(リョモウ)、初め学ばず。
(呉の)孫権(ソンケン)の将の呂蒙は無学であった。
權勸蒙讀書。
権、蒙に勧めて書を読ましむ。
孫権が呂蒙に勧めて学問をさせました。
魯肅後與蒙論議。
魯粛(ロシュク)、後に蒙と論議す。
しばらくして魯肅が呂蒙と議論しました、
大驚曰、卿非復呉下阿蒙。
大いに驚いて曰く、卿(ケイ)は復(ま)た呉下の阿蒙(アモウ)に非(あら)ず。
大変驚いて言いました、貴公はもはや私の知る呉下の蒙チャンではない、まるで別人だ。
蒙曰、士別三日、即當刮目相待。
蒙曰く、士別れて三日(サンジツ)なれば、即ち当に刮目(カツモク)して相待つべし、と。
呂蒙が言いました、男子たるものは別れて三日も経てば、
よく目をぬぐって見直すべきである、と切り返しました。