今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.3479【人の不善を言わば、當(まさ)に後患(コウカン)を如何(いか)にすべき。】『孟子』
他人の悪事を言い立てたりすると、その恨みを買って、きっと何か仕返しをされるに違いない。
そうなったときどうする。
だから人に対する言葉はくれぐれも慎むべきだ。
人はとかく好んで陰口を聞きたがるものだが、言葉は慎重にすべきものであることを説いた孟子の言葉です。『孟子』離婁下を出典としています。
孟子曰、
孟子曰く、
孟子が言いました、
言人之不善、
人の不善を言わば、
むやみに他人のよくないことを言い立てたら、
當如後患何。
當(まさ)に後の患(うれえ)を如何(いかん)すべき。
きっと、後で仕返しされたりするだろうが、どうするつもりか。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒