今日から『立夏』、夏に入ります。その初候が【蛙始めて鳴く】です。
田んぼの方から、蛙の鳴き声が聞こえ始める、そんな初夏になってきました。
蛙は昔から馴染のある動物です。両生類の中で一番繁栄しているのが蛙だと言われています。諺にも取り上げられています。
蛙の子は蛙。
井の中の蛙大海を知らず。
蛇ににらまれた蛙。
蛙の行列。
蛙の面に水
蛙は口から呑まるる
俳句では
古池や蛙飛びこむ水の音 芭蕉
やせ蛙まけるな一茶これにあり 一茶
5月5日は、端午の節句でもあります。
端午(タンゴ)は、五節句の一つです。端午の節句、菖蒲の節句とも呼ばれています。
日本では端午の節句に男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習があります。
「端」(はし)は「始め・最初」という意味であり、「端午」は5月の最初の午の日を意味していましたが、「午」と「五」が同じ発音「ウ-」であったことから5月5日に変わったといわれています。
同じように、奇数の月番号と日番号が重なる3月3日、7月7日、9月9日も節句になっていましす。