今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.3452【百里を行く者は、九十を半(なか)ばとす】『戰國策』
百里の道を行く者は、九十里まで来てようやく半分の道のりに達したと心得るべきである、と言う意味です。
事を成すには、終わりの方が困難である、だから終わりが近づいても気をゆるめずに最後まで努力しなければならない、と言うたとえです。出典は『戦国策』秦策上です。
詩云、行百里者、半於九十。
詩に云(いは)く、百里を行く者は、九十を半ばとす、と。
詩経にあるが、百里を旅する者は、九十里をもって旅の半分だと心得なさい、
此言末路之難。
此れ末路の難きを言うなり。
これは、何事でも、最後が大事であるということである。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒