怠けて楽しみにふけり、驕りあなどる行いの根本は、飲酒から生ず、と言う意味ですが、あくまでも飲みすぎたなら、と言う注釈がつくと思うのです、百薬の長とまで言われているお酒ですから。
酒好きとしまして一言。出典は『説苑:ゼイエン』脩文篇です。
凡人之有患禍者、
凡(およ)そ、人の患禍(カンカ)あるは、
人間が思い悩んだり禍に出会ったりするのは
生於淫佚暴慢。
淫佚(インイツ)暴慢(ボウマン)より生ず。
怠け楽しみにふけり、驕りあなどった行いをすることに原因がある。
淫佚暴慢之本、
淫佚暴慢の本(もと)は、
この淫佚暴慢の行いの根本は、
生於飲酒。
飲酒より生ず。
飲酒から生ずる
故古者愼其飲酒之禮。
故に、古(いにしえ)は其の飲酒の禮を愼む。
だから古人は飲酒の礼を慎んだのである。