【雷(かみなり)乃(すなわち)声(聲:こえ)を発(發:はっ)す】と読みます。
七十二候で3月30日から4月3日をいいます。
立春の初候「東風(はるかぜ)凍(こおり)を解(と)く」を第1候としまして、
今日からの5日間は第12候となります。
第11候が「櫻始めて開く:3月25日~3月29日」でした。
桜の花が開くと、ボチボチ春雷が鳴るようになります。
本来、雷は雨の降るきざしとして、農業などではよしとされますが、「春雷」は歓迎されないそうです。それは作物を傷める雹をもたらすからだと言われています。
七十二候(しちじゅうにこう)は、古代中国で考案されました。
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のことです。
今 3月20日から4月3日の15日間は「春分」です。
「春分」を、5日ずつに分けまして
3月20日~3月24日を、雀(すずめ)始めて巣(す)くう、といいまして初候です。
3月25日~3月29日を、櫻(さくら)始めて開(ひら)く、といいまして次候です。
3月30日~4月3日を、雷乃声(聲:こえ)を発(發:はっ)す、といいまして末候です。
4月4日からは二十四節季の「清明:4月4日~4月19日」が始まります。
「清明」の初候は「玄鳥(つばめ)至(いた)る」です。
春雷も止んで、ツバメがやってきます。