【仁】とは、『人への思いやり』です。『人への思いやり』があればこそ人間です。
『人への思いやり』の気持ちがない人は、人間ではない、と言ってもいいみたいです。
人の人たる所以は、『人への思いやり』があることです。『中庸』20章
仁者人也。
仁は人なり。
仁という語の意義は人(人間らしさ)である。
(つまり、仁の德は。、人の本性である。)
親親為大。
親を親しむを大なりと為す。
(仁の基本は肉親への親愛の情なので)
親族に親しむことが大切である。
義者宜也。
義は宜なり。
義(という語の意義)は宜(ほどよさ)である。
(義の德は、社会規範における適宜さである)
尊賢為大。
賢を尊ぶを大なりと為す。
(宜で最も大事なことは、)賢者を賢者として尊敬することが大切である。