遠いところに行こうとする者は、必ず近いところから第一歩を始める、という意味ですが
何をするにも順序がありますよ、と言っています。『中庸』第五章。
君子之道、
君子の道は、
君子の行うべき道は、
辟如行遠、
辟(たと)えば遠きに行くに、
譬えていうなら、遠くへ行くには
必自邇、
必ず邇(ちか)き自(よ)りするが如く、
必ず近くから始め、
辟如登高、
辟(たと)えば高きに登るに、
高いところに登には、
必自卑。
必ず卑(ひく)き自(よ)りするが如し。
必ず低いところから始めるようなものである。