貪欲で残酷な人、国の例えを表す四字熟語です。
『春秋左氏伝』定公4年(B.C.506年)のこととしまして、呉と楚の戦いの経緯を述べているところがあります。このなかで【封豕長蛇】の四字熟語が使われています。
【封】は、神が降りてくる目安となる木を手(寸)で植えることを表す字として作られました。
領土、大きい、とじるの意味があります。
土地に関する意味の時には、「ホウ」と読みます。「封建(ホウケン」、「封土(ホウド)」。
とじる、という意味の時には、「フウ」と読みます。「封鎖(フウサ)」、「封緘(フウカン)」。
【豕】は、イノシシを表す象形文字です。
【長蛇】は、大蛇、長い蛇の意味です。そこから残忍で悪い者にたとえられています。
呉に責められた、楚の国は秦に援軍を頼みました。そのとき楚の使者として申包胥(シンホウショ)と言う人が派遣されました。
申包胥、秦に如(ゆ)き師(シ:軍隊)を乞(こ)ひて曰く
申包胥は秦に出かけて援軍を頼んで、言いました
呉、【封豕長蛇】を為し、以て上国を荐食(センショク:次第に領土を侵略)し、
呉は大きな豕、長い蛇のような貪欲な事を行って中国の国内を次々と侵略し、
虐(ギャク)を楚より始め、寡君(楚の昭公)、社稷(シャショク)を守ることを失ひ、
草莽(ソウモウ)に越在す。
その災いはわが楚の国が第一に受け、わが主君は国を守ることが出来ずに、
草深い田舎にさすらっております。
申包胥の必死の願いにより、秦は援軍を送ることになりました。
中国の船が頻りと領海侵犯。
14日には中国海洋監視船6隻が領海侵犯した、との報道がありました。
日本史年表の記載
1274年文永の役。 蒙古(元)軍、対馬・壱岐を侵し、ついで肥前・筑前に上陸、一夜大風雨起こり、
敵船沈没。
1281年弘安の役。 元軍10万、高麗軍と共に大挙襲来、筑前・長門を侵す。
大風雨起こり敵船また、ことごとく沈没。
気象庁発表
大型で猛烈な台風16号は、
15日15時には沖縄の南に達する見込みです。
16日15時には沖縄本島近海に達するでしょう。
17日15時には東シナ海に達する見込みです。
台風周辺海域および進路にあたる海域は、大しけ~猛烈なしけとなるため厳重な警戒が必要です。