常に『敬』の態度を持している人はちょうど火のようなものだ、という意味になります。
『敬』は、自分に対しては、つつしみ、 他人に対しては、うやまい、です。
出典は『言志晩録』174条
敬を持する者は火の如し。
常に敬の態度を持している人は、ちょうど火のようなものだ。
人をして畏れて之れを親しむ可からしむ。
人はこの人をおそれるけれども、親しむべき人として尊敬する。
敬せざる者は水の如し。
常に敬の態度を持していない人は、ちょうど水のようなものだ。
人をして狎(な)れて之に溺(おぼ)る可(べ)からしむ。
人はこの人に馴れ親しむが、人を溺れさせてしまう。
(人間としての威厳がなくバカにされてしまうの)。