【草木 萌(めば)え動(いず)る】と訓読されまして、草木が芽を吹き始めるころの季節、という意味です。
七十二候の、第六侯(2月29日~3月4日)にあたります。
【草木 萌え動る】は、春の訪れを感じ、新しい命が土の中や枝々からいっせいに芽生え始める時期を表します。山々が瑞々しい緑に覆われるのはもう少し先ですが、足もとや道端に薄緑に色づく芽に春を感じ、やさしい気持ちになれるのはこの時期です。
立春
東風(はるかぜ)凍(こおり)を解(と)く 2月4日~2月8日
うぐいす鳴く 2月9日~2月13日
魚(うお)氷を上(いず)る 2月14日~2月18日
雨水
土の脉(しょう)潤(うるお)い起こる 2月19日~2月23日
霞(かすみ)始めてたなびく 2月24日~2月28日
草木萌(も)え動(いず)る 2月29日~3月4日
雨水の次ぎは啓蟄、そして春分へと続きます。