【白髪三千丈】は、唐代の詩人:李白の五言絶句「秋浦歌」第十五首の冒頭の一句です。
「愁(うれ)ひに縁(よ)りて箇(か)くの似(ごと)く長し」と続きます。
「愁いに伸びた白髪は、三千丈もあるかのよう」と解釈されています。
白髪三千丈
白髪三千丈
伸びたもんだ、
縁愁似箇長
愁(うれ)ひに縁(よ)りて箇(か)くのごとく長し
いろいろあったからなあ~。
不知明鏡裏
知らず明鏡(メイキョウ)の裏(うち)
鏡に映る、俺の顔
何処得秋霜
何(いづ)れの処(ところ)にか秋霜(シュウソウ)を得(え)たる
どこから秋の霜が降りてきたんだ
李白(701年~762年):盛唐の詩人です。字は太白。自ら青蓮居士と号し、世に『詩仙』と称されました。
若いときから酒を愛し、20代のとき蜀を出て諸国を漫遊。
42歳の時、長安に戻り、翰林供奉(カンリングブ)となり玄宗に仕えたが、1年余りで免職になり、
又放浪の旅に出、旅の途中で亡くなりました。