【新年宴会:シンネンエンカイ】は、奈良時代から宮中で行われていた元日節会(ガンジツのセチエ)に由来するもので、室町時代から中断されていたのを、明治になって再興したものだそうです。
元日には宮中で様々な行事が行われることから、1872年(明治5年)より1月5日に移され、
【新年宴会】と呼ばれるようになりました。
天皇が豊明殿に出御され、皇族のほか、大臣、高級官僚、軍人、外国の公大使などを宮中に招き、新年の祝賀として盛大に宴会が行われました。
1872年(明治5年)から1874年(明治7年)までは1月5日・6日の2日に渡っていましたが、
1875年(明治8年)から1月5日のみになりました。
また、「年中祭日祝日ノ休暇日ヲ定ム」および「休日ニ関スル件」により、1月5日は1874年(明治7年)から1948年(昭和23年)まで祝祭日(休日)でした。
現在、元日に宮中で執り行われる『新年祝賀の儀』は、この【新年宴会】の流れを受け継いだもの、と言われています。