お酒の用い方として、
① 神様にお供えすること
②老人はほどほどに飲むべし、若者は飲むべからず。
ということのようです。あくまでも佐藤一斎先生の御意見です。
酒の用には二つあり。
酒の用い方には二つある
鬼神(キジン)は気有りて形無し、
一つは神は気があって形のないものであるから
故に気の精なるものを以て之を聚(あつ)む。
酒を供えてお招きする。
老人は気衰(おとろ)う。故に亦気の精なる者を以て之を養う。
二つは、老人は元気が衰えるから、酒によって元気を養うがよい。
少壮気盛さかんなる人の若ごときは、秖(まさ)に以て病を致すに足るのみ。
元気盛んな若者は、酒を飲むと病気を引き起こしやすいから飲まない方がよい。