この上なく大喜びすること。たいそう喜んで、我を忘れてしまうほどに夢中になることを表す四字熟語です。
【有頂天】といいますのは、有=存在、頂=最上 ということで、この世で一番上の、最高の世界を言うんだそうです。あくまでも仏教の世界で考えている話です。
【有頂天】に到るのは、生きとし生けるものの最高の喜びである。
そこで、我を忘れるほどの大喜びで夢中になることを、【有頂天】になる、と表現します。
仏教では、生きてるものは欲(ヨク)界・色(シキ)界・無色(ムシキ)界という三つの世界、
すなはち「三界(サンガイ)」をぐるぐる回るんだそうです。「三界に家なし」のあの「三界」です。
【有頂天】にも、「色界」の最高の【天】を言うのだとか、
「無色界」の最高の【天】を言うのだとか、いろいろです。
その【有頂天】を飛び出すほどの、凄い!凄い!喜び。
これを【有頂天外】といいます。
第94回全国高校野球選手権 『大阪桐蔭』史上7校目の春夏連覇を達成。
これぞ【有頂天外】。
当たり前と言えば当たり前ですが、『大阪桐蔭』は地区大会以降決勝まで一度も負けていないのです。