雷乃ち声を収むは、七十二候の一つで、46候(9月23日~9月27日)に当ります。
秋分(9月23日~10月7日)の初候で、「雷が鳴り響かなくなる」と言う意味になります。
春に、春分の末候としまして、今年は3月31日~4月4日でしたが、12候の
【雷乃発声:雷(かみなり)乃(すなは)ち声(こえ)を発(はっ)す】と言うのがありまして、これと対になっています。
春分に活動を始めた雷は、夏に大暴れをし、秋分のいまやっと鳴りをひそめて雷の一年が終わります。
夏の入道雲がすつかり見られなくなり、代わって秋のうろこ雲が現れます。
本格的な秋の訪れとなります。
秋分はこのあと次候(9月28日~10月2日)の
【蟄虫坏戸:蟄虫(チッチュウ)戸を坏(とざ)す】となりまして、来春の
【蟄虫啓戸:蟄虫(チッチュウ)戸を啓(ひら)く】の啓蟄(ケイチツ)まで
虫達は冬眠に入ります。