思わず小躍りするほど大いに喜ぶこと。「狂喜」は狂ったように大喜びすること。「乱舞」は入り乱れて舞うことです。
【狂】は、魂を奮い立たせる力を持つと言われている、鉞(まさかり)に足を触れて霊の力を授(さず)かり、
王の命令で遠くへ使いする時の儀式の様子を表した字です。
【喜】は、上半分が太鼓の形で、それに祝詞を入れる器の「口」をそえて出来た字です。
ですから【喜】は、神を楽しませ喜ばせるために太鼓を打って祈るの意味でした。
【狂喜】は、狂ったように大喜びをすることです。神がかりに会ったような、喜びの状態です。
【乱】は、「亂」が元の字です。「乚:竹ベラの形」の左側は、糸を巻く道具に糸を掛け、その糸が
みだれているので上下に手を加えてほぐそうとしている形です。「乚」をつけたのは
乱れたものを直してキチット収める意味を表します。
【舞】は、「無」と「舛」とを組み合わせて出来た字です。「無」は舞う人の形です、「舛」は、左右の
足が外に向かって開く形で、舞う時の足の形です。
【乱舞】は、入り乱れて舞うことであり、狂ったように舞うことを表します。
【狂喜乱舞】と同義の四字熟語としまして、下記のものがあります。
【撼天喜地】 カンテンキチ。 大喜びすること。
【欣喜雀躍】 キンキジャクヤク。 小躍りするほど大喜びすること。
【驚喜雀躍】 キョウキジャクヤク。 大喜びして躍り上がる。
【歓喜鼓舞】 カンキコブ。 喜び舞う。
【喜躍抃舞】 キヤクベンブ。 喜びのあまり手を打って舞うこと。
【歓声雷動】 カンセイライドウ。 喜びの声、雷動す。
【手舞足踏】 シュブソクトウ。 手の舞い足の舞い踏むを知らず。
8月20日 五輪メダリスト71人、銀座をパレード 沿道50万人。