軽々しく浅はかな、考えと計略を表す四字熟語です。
【軽慮】は、軽い慮(おもんぱか)りと言うことですが、深く考えることが出来ないということです。
【浅謀】は、あさはかな謀りごと、計略ということで、悪だくみということです。
『史記』趙世家の恵文王(ケイブン王:B.C.298年~B.C.266年)の時のお話として【軽慮浅謀】が出てきます。
B.C.296年 宰相の肥義(ヒギ)がある人から言われました
『恵文王のお兄さんの章は、安陽君となって代(ダイ)の国を治めておりますが、弟が恵文王と
なったことが悔しいのです。
ましていま男盛りで、尊大な性格です。その徒党も多く、望みは大きいらしい。
どうやらひそかな目当てがありそうに見えます。
安陽君にくっついている宰相の田不礼(デンフレイ)は人を殺すのを何とも思わない、傲慢な奴です。
二人の気が合えば、何こそやらかすか分かりません。
小人が【軽慮浅謀】をもって事を起こせば、自分らに有利なことだけが見え、不利なことは目に
入らなくなるもの。仲間どうし唆(そそのか)しあってともに禍(わざわい)に陥るものだ』
案の定、章は田不礼と結託して乱を起しましたが、失敗に終わり二人とも殺されてしまいました。
さらに徒党を組んだ者たちも皆殺しにされました。
悪いことは出来ないという一例です。
人の国の領土を不法占拠したり、埋蔵資源があると分かると急に自分の國の島だと言いだしたり、
我が国の、向こう三軒両隣は困った国ばかりです。
われわれは理不尽な行為に熱くならず
不法入国した者は、現行犯逮捕して日本の法律で裁く。
不法入国して、卑怯にも逃げていった奴には、逮捕状を出す。
不法占拠をしている者には、自主退去を求め、出ていかなければ強制退去も辞さない態度を示す。
これを全世界に公表するのです。
と言うようなことを考えてみました。 オヤジの戯言です。