道に迷う人は、知っている人に道を聞かないで、自分勝手に進んでしまう、という意味です。
【迷える者は路を問わず】を略したものです。
出典は『荀子』大略(タイリャク)篇です。
天下國ごとに俊士(シュンシ)有り、世ごとに賢人有り。
天下にはどこの国にも優れた人がいるし、いつの世にも賢者はいる。
【迷ふ者は路を問はず】、
道に迷う人は、知ってる人に道を聞かないからであり、
溺(おぼ)るる者は遂(スイ:水中で渡ることのできる経路)を問はず、
溺れる人は、知っている人に浅瀬を聞かないからであり
亡人(ボウジン:国を滅ぼしかねない人)は獨(ドク)を好む。
亡国の君主は、誤った独断に陥(おちい)りがちである。
謂わんとしていることは、
迷ったら、人に相談しなさい、ということです。
自分勝手にやっていると、だんだん深みにハマってとんでもないところに行ってしまいます。
それと、相談相手を選ぶのも充分注意しましょう。
信頼のおける、洞察力のある人を選ぶことです。
【迷者不問】は政治家には通用しません。
本来、迷うような人間は政治家になっちゃいけないんです。
確固たる信念を以て、国民の安全・安心・安定な生活を実現させるのが仕事なんです。
ブレずに法案を通したのは、たとえ官僚達の言うなりであったとしても、それはそれで一つの見識です。
御立派。
『悪法といえども法である』とはソクラテスの弁とか。
本当に『税と社会保障』が一体改革されるか、これからじっくりと監視しなければいけません。
もし、改革されなければ立法と改革に関わった人間は全員 クビ!