【酒(さけ)は量(リョウ)無(な)し、乱(ラン)に及(およ)ばず】と読まれまして、
酒はどのくらいと分量を決めないが、酔って取り乱したり、他人に迷惑をかけたりするほどには飲まない。
という意味です。
『論語』に書かれている言葉です。
郷黨(キョウトウ)篇には、食べたり飲んだりのいろんな注意が述べられています。
お酒に関してですが、私は365日きちっと守っています。『論語』の教ですからしょうがありません、
飯は精白のものを良しとしたが、是非そうでなくてはならぬというようではなかった。
また肉類のなますは、細く切ったものをよしとされた。
飯は臭くなったり、味の変わったものは食べなかった。
魚も形がこわれたり、肉のくずれたようなものは食べない。
色の悪くなったものは食べず、臭いの悪くなったものは食べず、
半煮えや煮過ぎたものは食べず。
季節外れのものは食べず。肉の切り方が正しくないものは食べず、
適当なつけ汁が無ければ食べない。
肉の量が多くても、主食の飯の量以上には食べない。
唯酒無量、不及亂、
唯だ酒は量なし、乱に及ばず。
酒については決まった量はないが乱れる所までは行かない。
沽酒市脯不食、
沽酒(コシュ)市脯(シホ)は、食(くら)はず。
町で売っている酒や、市場で商っている乾肉は食べない。