似(に)て非(ヒ)なる者を惡(にく)む。
一見したところ似てはいるが、本質は全く違う。
いかにも道理に合っているようだが、全く正しくない、偽物であることを言います。
孔子曰、惡似而非者。
孔子曰く、似て非なる者を惡む。
孔子が言いました、似て非なるものを悪む。
惡莠、恐其亂苗也。
莠(ユウ:はぐさ)を惡むは、其の苗を亂(みだ)るを恐れてなり。
莠(はぐさ)を悪むのは、穀物の苗を乱すのを恐れるからだ。
惡佞、恐其亂義也。
佞(ネイ)を惡むは、其の義(ギ)を亂るを恐れてなり
佞(ネイ:へつらい)を悪むのは、義の精神を乱すのを恐れるからだ。
惡利口、恐其亂信也。
利口(リコウ)を惡むは、其の信を亂るを恐れてなり。
利口(言葉巧み)を悪むのは、信の精神を乱すのを恐れるからだ。