長安の南方にある終南山(シユウナンザン)が永久に変わらないように、生命がいつまでも続くことを表わした言葉です。人の長寿を祈り、祝う言葉であります。出典は『詩経』小雅、天保です。
平均4言×36句から構成されています。
31) 如月之恆、
月の恆(ゆみは)るが如く、
三日月の満ちる如く、
32) 如日之升。
日の升(のぼ)るが如し。
日の昇るが如し。
33) 如【南山之壽】、
南山の壽の如く、
終南山の長壽の如く、
34) 不騫不崩。
騫(か)けず、崩(くず)れず。
欠けず崩れず
35) 如松柏之茂、
松柏の茂れるが如く
松柏の茂る如く、
36) 無不爾或承。
爾(なんじ)に承(う)くる或(=有)らざるなし。
爾に承り従わぬものはない(子孫が永く承け継ぐ)。