【教え有りて類(ルイ)無し】と読みます。
『論語』衛(エイ)霊公(レイコウ)篇にある言葉で、
【人は教育によってどうにでもなるものであって、生まれたときから差があるわけではない】、
と言う意味です。
全国の小中学校で『いじめ』のない学校はないとまで言われています。
「人は教育によってどうにでもなる」と言うことですから、
『思いやりや他人を大切にする気持ちを忘れない様に』
と言うことを徹底して教えることが必要ではないかと思います。
これは『論語』の根本精神である「仁徳(人への思いやりの心)」です。
『イヤ、教えてる』 と言われるかもしれません。
でも『いじめ』が後を絶たないのは、
『思いやりや他人を大切にする気持ちを忘れない様に』 という教育が徹底されてないからだと思います。
これだけで『いじめ』が無くなるとは思いません。でも徹底して教えることで、かなり無くなります。
調べてみました。
「生きる力」の育成を目的とした学習指導要領改訂がなされ、小学校では平成23年4月から、中学校では平成24年4月から実施となっていました。改定の主要項目に『道徳教育の充実』があり、
【人間として、してはならないことをしない。きまりを守る。】
ということを教えるようになっています。
始まったばかりのようです。本気になって、徹底して教えることによって、子供たちは救われるのではないでしょうか。熱血先生に期待します。
学校で『論語』を副教材にして教えると良いと思うんですがね。ダメなんでしょうね。
生徒をよく見る、とか子供の声を聞くとかの前に『いじめ』は悪いことだということを心底(シンそこ)教えるのが喫緊(キッキン)のことだと思います。