親に孝養を尽くす気持ちを表した四字熟語です。
子が成長したのち親に養育の恩を返す意味の四字熟語に【反哺之孝】があります。
(烏に)反哺の孝あり、と言うことで古来『烏:カラス』は親孝行な鳥として知られています。
出典は晉の李密『陳情事表』です。
李密は、(267年) 西晉の司馬炎(武帝)に招聘されましたが、祖母の面倒を看たい旨の気持ちを訴えました。
『陳情事表』は、蜀の諸葛亮『出師表(スイシのヒョウ)』、唐の韓愈『祭十二郎文(十二郎を祭る文)』と並び、「三絶文(3つの優れた文)」と讃えられています。
臣密今年四十有四、
臣 密、今年四十有四、
私 李密(リミツ)は、今年四十四歳、
祖母劉、今年九十有六、
祖母 劉、今年九十有六
祖母の劉(リュウ)は今年九十六歳、
是臣盡節於陛下之日長、
是れ臣 陛下に盡節の日は長く、
陛下に尽くした日は長く
報養劉之日短也
養ひし劉に報いるの日は短し。
養ってくれた劉に報いる日は短いでしょう。
烏鳥私情,願乞終養
烏鳥の私情、願わくは養いて終へんことを乞ふ。
どうか、祖母の最期を看取らせて下さい。
昭和22年(1947年)に4月10日をバード・デーとして制定されましたが、まだ冬鳥の多い時期であったことから、5月10日に変更されて『愛鳥の日』となりました。
また、『愛鳥の日』を初日としまして5月16日までの1週間を『バードウィーク:愛鳥週間(5月10日~16日)』と言います。昭和25年(1950年)に定められました。