今日の四字熟語・故事成語
今日の四字熟語・故事成語
No.2308【相碁井目】あいゴセイモク
人の実力には、巧拙、上下さまざまである、ということを囲碁の腕前に喩えた四字熟語です。
【相碁】と【井目】の部分に分けられます。
【相碁】は、囲碁の腕前が互いに等しい者同士が打つ碁のことを言います。
【井目】は、① 囲碁で、基盤の外側から四線目の四隅とその中間の四点、および中央の一点の
合計九点のことを言います。
② 実力の劣るほうがあらかじめ、①の九つの点に碁石を置いて対戦することを言います。
【相碁】は、実力が同等のもの同士で打つ囲碁のこと。【井目】は、実力差が大きいため、弱い者が初めから九つの点に石を置いてハンディキャップを付けてから始める対戦です、
結局 【相碁井目】は、人の実力はさまざまである、ということになります。
八重樫 一 (やえがし・はじめ)
『今週の名言』と『今日の四字熟語・故事成語』を担当させて頂くにあたりまして
【プロフィルと自己紹介】
・1943年3月1日生まれ、北海道大学工学部卒業
・2001年に漢字検定1級合格。以来、
・2014年の検定まで30回合格
・2014年 漢字教育士 資格取得。
白川静記念/東洋文字文化研究所認定
・2019年 論語指導士 資格取得
論語教育普及機構認定
・福島県漢字同好会会長
・NHK文化センター郡山教室「知ってなっとく漢字塾」講師
・福島中央テレビ/ゴジてれChuの「知ってイイ漢字」出演中
・福島民報 『漢字のじかん』コラム連載中
・女性のための生活情報紙「リビング郡山」の
「か・ん・じ(漢字)」コラム連載中
・趣味は、中国古典(論語、史記、諸子百家など)、写真、俳句、純米酒