【草木 萌(めば)え動(いず)る】と訓読されまして、草木が芽を吹き始めるころの季節、という意味です。
七十二候の、第六侯(3月1日~3月5日)にあたります。
【草木 萌え動る】は、春の訪れを感じ、新しい命が土の中や枝々からいっせいに芽生え始める時期を表します。山々が瑞々しい緑に覆われるのはもう少し先ですが、足もとや道端に薄緑に色づく芽に春を感じ、やさしい気持ちになれるのはこの時期です。
立春 第一候 東風(はるかぜ)凍(こおり)を解(と)く 2月4日~2月8日
第二候 うぐいす鳴く 2月9日~2月13日
第三候 魚(うお)氷を上(いず)る 2月14日~2月18日
雨水 第四候 土の脉(しょう)潤(うるお)い起こる 2月19日~2月23日
第五候 霞(かすみ)始めてたなびく 2月24日~2月28日
第六候 草木萌(も)え動(いず)る 3月1日~3月5日
雨水の次ぎは啓蟄、そして春分へと続きます。