互いに慕(した)い合い、愛し合うこと。
【相思】、【相愛】、ほぼ同意の言葉を並べて、語調を整え、その状態を強調した四字熟語です。
【思】は、田+心 の形声文字です。田は「ひよめき(幼児の頭蓋骨の縫合部分)」の形で、
その中は考える働きをする脳のあるところであるから、心を加えて心に「おもう、考える」の
意味となりました。 白川静『常用字解』より
【愛】は、会意文字です。「愛」字の心から上の部分は、ふりかえろうとする気持ちを表す形で、
夂(あるく)とあわせて、立ち去ろうとして後ろに心が引かれる人の姿を文字化したのが
【愛】です。
『新字源』改訂新版によりますと、原義は「行くさま」となっています。
派生義として「あいする」、「めでる」、「おしむ」となっていきました。
国訓として「いと・しい」、「かな・しい」があります。
『聖バレンタインデー』
1958年(昭和33年)にメリーチョコレートが東京・新宿の伊勢丹で販売促進を目指して
キャンペーンを展開したのが始まりと言われています。
ヨーロッパでは、愛の日としてケーキや花などを贈り合うそうです。