土用とは、五行に由来する暦の雑節です。
1月17日は、【冬土用の入り日】です。
2月3日の節分までの18日間を【冬土用】といいます。
五行では、春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当てまして、残った土気は季節の変わり目に割り当てられます。
五行思想で、季節を計算します、
1年365日を五つに分けます、365÷5=73 となりますので
木気として『春』に 73日を割り当てます。
火気として『夏』に 73日を割り当てます。
金気として『秋』に 73日を割り当てます。
水気として『冬』に 73日を割り当てます。
残った73日をさらに四つに分けて 約18日を作ります。
結局 季節の変わり目を土気とし、四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前約18日間に
割り当てることになりました。
ですから各季節に土用があります。
五行思想は、戦国時代の陰陽家騶衍(スウエン:B.C.305年頃~B.C.240年頃)が創始したと言われています。陰陽説は五行説と無関係に古くから存在していました。
五行説は陰陽説よりも後から出来たので、当初から陰陽説と一体であり、『陰陽五行説』といわれています。