【星を戴(いただ)いて出ず】と訓読みされまして、朝早く仕事に出かけ、寝食を忘れて仕事に打ち込むことを言います。
『書言故事大全』の天文類に出ている四字熟語です。
早行曰戴星而出
早(つと)に行くを、星を戴(いただ)いて出ずと曰ふ。
同じような内容で、『呂氏春秋』察賢にある故事に基づいたのが、次の文章です。
巫馬期以星出,以星入,日夜不居,
巫馬期(フバキ)星を以て出で、星を以て入り、日夜居らず、
(魯の)巫馬期は、星がまだ光っている暗いうちに出かけ
星が夜空に輝くころに帰り、毎日毎晩まんじりともせず
以身親之,而單父亦治
身を以て之を親しみて,而して單父(ゼンポ)亦た治まる。
身を以て民衆に親しみ、ために單父(ゼンポ:魯のまちの名前)が良く治まりました。
11月23日は「勤労感謝の日」です。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」として、1948年(昭和23年)に制定されました。
勤労感謝の日制定以前は、その年の収穫に感謝する宮中祭祀「新嘗祭」の日という祝祭日でしたが「国民の祝日に関する法律」の制定を機に「勤労感謝の日」となりました。