古代中国 儒学の教科書的な『四書五経』の一つ『禮記:ライキ』にある、【夫婦】の考え方です。
【禮記】經解第二十六に記載されている【夫婦之道】です。
婚姻之禮、
婚姻の禮(レイ)は、
婚礼は
所以明男女之別。
男女の別を明(あきらか)にする所以(ゆえん)なり。
男女の道を明らかにするためのものである。
故婚姻之禮廃、
故(ゆえ)に婚姻之禮、廃(すた)るれば、
例えば、結婚に関する礼法が守られなければ、
則夫婦之道苦、
則(すなは)ち、夫婦之道、苦しんで、
夫婦の結びつきがおかしくなり
而淫辟之罪多矣。
淫辟(インペキ)の罪多し
ついには男女間の邪悪な罪を犯す者が多くなることであろう。