一般に、敵対関係、または競争状態にある、敵の状況を探ることを言います。
古代中国の兵法書『三略:サンリャク』に見える四字熟語です。
軍讖曰、
軍讖(グンシン)に曰く、
軍讖(軍の予言)にあるように、
用兵之要、必先察敵情、
兵を用うるの要は、必ず先ず敵情を察し、
用兵の極意は、あらかじめ敵情を観察すること、
視其倉庫、度其糧食、
その倉庫を視、その糧食を度(はか)り、
とくに倉庫を探って食糧の備蓄状況を調べあげ、
卜其強弱、
其の強弱を卜(ボク)し、
兵力の強弱を算定し、
察其天地、
其の天地を察(サッ)し、
天の時、地の利を見極めたうえで、
伺其空隙。
其の空隙(クウゲキ)を伺(うかが)う、と。
相手の弱みを衝いていくことにある