一年を春夏秋冬のピークの日で分けることを言います。
二至は、冬至と夏至を言います。二分は、春分と秋分を言います。
ピークの日があるということは、春夏秋冬のスタートの日があるはずです。
それが『四立:シリュウ』で、立春、立夏、立秋、立冬を言います。
これらの【二至二分】と『四立』を、『八節:ハッセツ』と言います。
平成29年の八節を、立春から順に並べてみます。
2月 4日 立春
3月 20日 春分
5月 5日 立夏
6月 21日 夏至
8月 7日 立秋
9月 23日 秋分
11月 7日 立冬
12月 22日 冬至
ですから、今日9月23日は秋のピーク【秋分の日】となります。【彼岸の中日】でもあります。
「秋分の日」と「彼岸」の関係は
① 「秋(春)分の日」は太陽が真東から昇り、真西に沈む日なので、「秋(春)分の日」は
西方浄土への道しるべとなると考えられました。
② 仏教の説く「中道」の精神が、昼夜同等の「秋(春)分の日」と通じるものがあると考えられました。
また、農耕との関係で言いますと
③ 春分は種苗の時期、 秋分は収穫の時期にあたることから、春分には豊穣を祈り、秋分には収穫に
感謝して供え物をして、祖先神を敬うということが農耕との関係と考えられました。
このようなことがもとになりまして、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨として「秋(春)分の日」が決められたようです。
上述の「八節」を、それぞれ三等分して出来たのが二十四節気です。平均15日ずつです。