時々、精神を振るい立たせよ。と佐藤一斎先生は『言志後録』142条で言っています。
その他にも、三つほどやったらいいことを述べています。
【時時】は、
① いつも。常に。
② その時その時に
③ ときどき。 おりおり。
の意味があります。ここでは③の意味で使っています。
【提撕:テイセイ】は、いましめさとすこと【=撕】を、かかげる【=提】ということから、
① 後輩を教え導く、
② 奮起する
③ 引き付け助ける。
という意味が生まれました。ここでは②の意味で使っています。
時時堤撕、
時時に堤撕し、
時々、精神を奮い起こし
時時警覺、
時時に警覚(ケイカク)し
時々、自らを戒め、
時時反省、
時時に反省し
時々、自らを反省し、
時時鞭策(ベンサク)。
時時に鞭策す。
また自らに鞭打って励まさなければならない。