イギリスの政治家で首相も務めたスタンリー・ボールドウィン(1867~1947)の言葉です。 ボールドウィンは20年近く家業にたずさわった後、41歳で下院議員となり、56歳で第1次組閣、68歳でマクドナルド引退後、その後を受けて組閣(~1937年)。2度首相を務めています。
【志を立てるのに遅すぎることはない】がいつ、どのような場面での演説かは別にしましても、「励み」を与えてくれる言葉です。
いつ、どこからスタートしてもいい、やりたいと思った時が、志を立てた時なんです。あとは自分のペースで歩いていけばいいんです。そんな風に勝手に解釈しました。
伊能忠敬は50歳のときに隠居し、測量などを学び始めました。56歳のとき測量の旅に出ました。忠敬は73歳でなくなりますが『大日本沿海輿地全図』が完成したのは1821年です。忠敬没(1818)後3年経ってからのことでした。 7掛け人生、8掛け人生を考えますと、70歳で測量行脚に出かけたことになります。お見事。
【 志を立てるのに遅すぎることはない 】ことをボールドウィンさんが仰る前に我が『伊能忠敬』は実践してました。
【老驥(ロウキ)、櫪(レキ)に伏(ふ)すも、志千里に在(あ)り】 これもまた好きになってしまう言葉です。