【孝子(コウシ)は日を愛(お)しむ】と訓読みされまして、親孝行な子は寸暇を惜しんで親に
孝行を尽くす、という意味の四字熟語です。
『法言』孝至篇に出ています。全部で13巻あります。孝至篇は第13巻です。
『法言』は、前漢の学者揚雄(ヨウユウ)が『論語』に倣って作った書籍です。作者の名を冠して『揚子法言:ヨウシホウゲン』ともいいます。
不可得而久者,
得て久しくすべからざる者は,
(寿命には限りがあり)長く続けることができないのは
事親之謂也。
親に事(つか)ふるの謂ひなり。
親に仕えることである。
孝子愛日。
孝子は日を愛(お)しむ。
親孝行な子は寸暇を惜しんで孝行を尽くす。