非常にけしからんと思うこと。
・きわめて不届きであること。
・法や道理に従わないこと。または、非常に無礼なこと。
いろんな言い方をされますが、兎に角悪い意味を表す四字熟語です。
【不】は、本来花の蕚を表す象形文字でしたが、その意味で用いられることはなく、
もっぱら否定・打消の「ず」に仮借して用いられています。
【埒】は、土+寽(ラチ:音符号)から作られた形声文字で、馬場の柵などをいいます。
ここから、物事のくぎりや秩序のことを言います。
【不埒】は、埒から外れるということで、法や道理、秩序から外れていることをいいます。
【千萬(万)】は、名詞の下について、程度の甚だしいさまを表します。
四字熟語辞典にでている【□□千万】です。
【遺憾千万】 非常に残念なこと。
【奇怪千万】 常識では考えられないような不思議なこと。
【笑止千万】 非情にくだらなくて、ばかばかしいこと。
【迷惑千万】 大変迷惑なこと。
【至極千万】 程度の甚だしいこと。