【過ちて改めず】と訓読みされまして、過ちを犯しながら改めない、という意味です。
『論語』衞靈公にある文章で、【過ちて改めず】、これこそが間違いである、と孔子は弟子たちに話しています。
子曰、
子曰く
孔子が言いました。
過而不改、
過ちて改めざる、
過ちを犯しても改めないこと
是謂過矣
是これを過ちと謂う。
これが過ちというのだ。
『論語』の中で、『過ち』に関していくつか記載があります。
過ちて改むるに憚ること勿れ。 學而篇
過ちを犯したならば、ためらわずに改めよ。
過ちを弐(ふた)たびせず。 雍也篇
(顏淵は)同じ過ちを繰り返すことはありませんでした。
過つや、人 皆な之を見る。 子張篇
過ちを犯すと、人々は皆これを見ている。