彼岸(ヒガン)は日本独自のものです。
3月17日(金) 彼岸の入り。
3月20日(月) 彼岸の中日。春分の日。
3月23日(木) 彼岸の明け。
春分と秋分は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので、仏教の西方浄土説と関連づけられたと
言われています。西に沈む太陽を拝んで、極楽浄土に思いをはせたのが彼岸の始まりのようです。
彼岸は雑節の一つです。
春分の日・秋分の日を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)あります。
この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼びます。
因みに雑節は
② 節分。 2月3日でした。
②彼岸。 3月20日です。
③ 社日。 3月22日です。
④ 八十八夜。 5月2日です。
⑤ 入梅。 6月11日頃です。
⑥ 半夏生。 7月2日です。
⑦ 土用。 春土用:4月17日~5月4日。
夏土用:7月19日~8月6日。
秋土用:10月20日~11月7日。
⑧ 二百十日。 9月1日です。
⑨ 二百二十日。 9月11日です。
をいいます。
彼岸の中日には先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を
1日に1つずつ修める日とも言われています。
「六波羅蜜」と言いますのは
① 人のために何か善いことをする。 布施:ふせ
② 人間らしく生活すること。 持戒:じかい
③ 悲しいことがあっても、落ち込まないこと。 忍辱: にんにく
④ 最善をつくして努力すること。 精進: しょうじん
⑤ 心を落ち着けて動揺しないこと。 禅定 :ぜんじょう
⑥ 真実の認識力を得ること。 智慧 :ちえ
だそうです。