飽きるほど食べ、煖(あたた)かい衣服を身にまとい何不自由ない生活を言います。
『孟子』滕文公章句上にある四字熟語です。
【飽食煖衣】に満足して教育を受けなければ、禽獣と何ら変わることがない、と孟子が言ってます。
人之有道也、
人の道(みち)有(た)るや、
人の道というのは
飽食煖衣、
飽食煖衣、
衣食が十二分で
逸居而無教、
逸居(イッキョ)して教(おし)うること無ければ、
ぶらぶら怠けていてなんら教育を受けないでいると
則近於禽獸。
則(すなは)ち禽獸(キンジュウ)に近し。、
殆ど鳥や獣と大して違わないものだ