死者を悼み悲しんでいる葬儀においては、笑い顔などしてはいけません。
『礼記』曲礼上篇の、葬儀についての心得を述べた言葉です。
適墓不登壟,
墓に適(ゆ)けば壟(ロウ)に登らず、
お墓に行って壟(=棺を埋葬した盛り土)に登ってはいけない
助葬必執紼。
葬(ソウ)を助くるには必ず紼(フツ)を執(と)る。
葬儀のお手伝いには、まず紼(霊柩車の引き綱)を執ることです。
臨喪不笑。
喪(ソウ)に臨みては笑はず。
葬儀においては、笑い顔などしてはいけません
揖人必違其位
人を揖(ユウ)するには必ず其の位を違(さ)る。
ご挨拶をするときは、自分の席を外して改めて行う事
望柩不歌
柩(ひつぎ)を望みては歌はず
棺を前にして歌などを歌ってはいけない