【志 千里に在(あ)り】と訓読みされまして、曹操の『歩出夏門行:ホシュツカモンコウ』と題した樂府という形式の詩の一節です。
『歩出夏門行』は、4言×16句が4段に分けられて、合計56句の長い詩です。
その中の4段目がとくに有名です。
更にその中で、【志在千里】を含めた4句が特に人気があり、人口に膾炙されています。
老驥伏櫪 老驥(ロウキ)は櫪(レキ)に伏すも、
老いたる名馬は厩(うまや)に伏す身となろうと、
志在千里 志、千里に在り。
千里の遠きを駆け巡る志は、捨てないでいる。
烈士暮年 烈士(レッシ)の暮年(ボネン)、
英傑は年老いてもなお
壮心不已 壮心(ソウシン)已(や)まず、
雄壮な志を持ち続けている。
年輩の方、私もそうですが好きな四字熟語によく挙げられるのが【老驥伏櫪:ロウキフクレキ】です。