【人に誨(おし)えて倦(う)まず】と訓読みされまして、飽くことなく人に教えるという意味です。
これだけ聞きますと押しつけがましい、と私は思ってしまいましたがそうではないようでした。
論語述而篇に出ている言葉です。
1) 黙って確り記憶し
2) 嫌気を起こさず学問に励み
3) 飽くことなく人に教える。(人に自分が学んだことを説明する。と私は解釈しました)。
孔子が常に心掛けていたことのようです。
孔子に限らず、学んで、それを人に教えることによって、よりしっかりと自分のものになるのは事実です。
子曰、
子日く、
孔子が言いました
默而識之、
黙して之れを識し、
黙って確り記憶し
學而不厭、
学んで厭わず、
嫌気を起こさず学問に励み
誨人不倦。
人に誨(おし)えて倦(う)まず。
人に教えて飽きることがない。
何有於我哉。
我に於いて何か有らんや。
私の取り柄と云えば、こんな所かな、と。