人生において避けることのできない4つの苦しみを言います。
「苦しみ」というよりは「思うようにならないもの」という意味でもあるそうです。
1)生まれること、2)老いること、3)病むこと、4)死ぬこと、の四つを言います。
仏教から来た四字熟語です。四苦ともいいます。
さらに、もう4つの苦しみ
5)愛別離苦(アイベツリ・ク) 愛する人と別れねばならない苦しみ。
6)怨憎会苦(オンゾウエ・ク) 嫌いな人とも会わねばならない苦しみ。
7)求不得苦(グフトク・ク) 自分がほしいと思っても手に入れることができない苦しみ。
8)五蘊盛苦(ゴウンジョウ・ク) 人間の身心を形成する、
色(肉体)・受(感覚)・想(表象)・行(意志)・識(認識)の
四つから常時起こる苦しみ。
4苦+8苦=12苦 ではありません。4苦+4苦=8苦合計8苦です。
【苦】の意味とは関係ありませんが、5)~8)の四っの苦は
【愛別離+苦】、【怨憎会+苦】、【求不得+苦】、【五蘊盛+苦】のように【3文字+1文字】の構成になっています。