病気がなく、完全に健康なこと、という意味です。
「十全」は、少しも欠点が無い事。完全なこと。
「健康」は、病気にかかっていず元気な状態を言います。
西洋と日本の文明を比較した、福沢諭吉:『文明論之概略』巻の一にある四字熟語です。
今の世界に向(むかい)て文明の極度を促すは、これを譬えば世に【十全健康】の人を求るが如し。
世界の蒼生多しと雖ども、身に一点の所患なく、生れて死に至るまで些少の病にも罹らざる者
あるべきやあるべからず。
病理を以て論ずれば、今世の人は仮令い健康に似たるものあるも、これを帯患健康と
云わざるを得ず。
国も亦猶この人の如し。
仮令い文明と称すと雖ども、必ず許多の欠〔点〕典なかるべからざるなり。
10月10日は『体育の日』です。
1964(昭和39)年のこの日、東京オリンピック開会の日でした。
これを記念して、1966~1999年の間は「体育の日」として祝日とされていました。
2000年より祝日法改正に伴い10月第2月曜日が「体育の日」として制定されました。