今日は【秋分の日】です。「春分の日」と共に昼夜の長さがほぼ等しくなる日です。
秋(春)分の日は、1948(昭和23)年に「国民の祝日に関する法律」によって制定されました。
「秋分の日」と「彼岸」の関係は
① 「秋(春)分の日」は太陽が真東から昇り、真西に沈む日なので、「秋(春)分の日」は
西方浄土への道しるべとなると考えられました。
② 仏教の説く「中道」の精神が、昼夜同等の「秋(春)分の日」と通じるものがあると考えられました。
③ 春分は種苗の時期、 秋分は収穫の時期にあたることから、春分には豊穣を祈り、秋分には収穫に
感謝して供え物をして、祖先神を敬うということが農耕との関係と考えられました。
このようなことがもとになりまして、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨として「秋(春)分の日」が決められたようです。
今年は
9月19日が彼岸の入りです。
9月22日が彼岸の中日で、『秋分の日』です。
9月25日が彼岸の明けです。
彼岸は、春分・秋分を中日とし、この日をはさんだ3日を含めた7日間を言います。
お彼岸はインドなど他の仏教国にはない日本仏教だけの行事といわれています。
彼岸のころになりますと、寒暑ともに漸く峠を越しまして、「暑さ寒さも彼岸まで」といいますように
凌ぎやすくなってきます。
此岸(シガン)は此の世、彼岸(ヒガン)はあの世です。