【賢良】は賢くて善良であること、【方正】は行いが正しいことを言います。
合わせて【賢良方正】は、賢くて善良であり、そうして行いが正しいことをいいます。
中国古代の官吏登用試験である『科挙』の科目の名でもあります。
福沢諭吉『学問のすすめ』第12篇に【賢良方正】の言葉を用いて政府の心得を説いています。
譬えば爰(ここ)に一政府あらん。賢良方正の士を挙げて政を任し、
民の苦楽を察して適宜の処置を施し、
信賞必罰、恩威行われざるところなく、
万民腹を鼓して太平を謡うが如きは、
誠に誇るべきに似たり。
官吏(公務員)は、国民が安全・安心・安定した生活を送れるように、
【賢良方正】の士が滅私奉公しなければいけません。ですから、給料もたくさんあげているのです、
あくまでも、私の独り言です。聞き流してください。