物事や、行為の基準になるものを羅列して四字熟語としたものです。
【規】:①ぶんまわし。コンパス。 ②てほん。 ③いましめる
【矩】:①さしがね、かねざし。 ②おきて、法則。
【準】:①水平。 ②等しい。 ③水準器。 ④なぞらえる。
【縄(繩)】:①なわ。 ②すみなわ。
出典は『孟子・離婁(リロウ)章句上』です。
篇名の『離婁』は、離朱とも言われていた人の名前です。視力が非常にすぐれ、百歩離れたところからでも、秋毫(シュウゴウ:秋の獣の毛さき)をよく見分けたという伝説の人です。
『孟子』も『論語』と同じように、子曰く、とか孟子曰くというのは除いて、各篇の最初の2字をとって篇名としています。 孟子巻第七は、『孟子曰離婁之明 ・・・・・・・』 で始まってますので、孟子曰を除いて『離婁』が篇名となりました。
【規矩準縄】が出ている部分は
『聖人既に目の力を竭(つく)し、これに継(つ)ぐに規矩準縄(きくじゅんじょう)を以てす、以て方員平直(ホウインヘイチョク)を為すこと、用うるに勝(た)うべからず』
古(いにしえ)の聖人は十分に自分の眼の力を用いたうえで、さらに規(コンパス)・矩(じょう
ぎ)・準(すいじゅんき)・縄(すみなわ)を工夫して用いることにしたので、四角・円形・平面・
直線を自由自在に作り出すことが出来、物は限りなく造られて使い切れないくらいになった。
今日5月3日は「憲法記念日」です。 1947年(昭和22年)のこの日、日本国憲法が施行されました。
半年前の1946年(昭和21年)11月3日は日本国憲法が公布された日でした。
1948年〔昭和23年〕に公布・施行された祝日法で
11月3日を『文化の日』、5月3日を『憲法記念日』としたそうです。